反響 その3

反響 その3
 
卒業式当日
憂鬱でした

入場も一番最初
呼名も一番最初

凜とした体育館の空気が
私にはとても重たく
大きな塊に見えました

この塊に入るのは嫌だなあ…
と思いながらも
入場時間は迫ってきました

体育館の中から
「卒業生入場」という
アナウンスが聞こえ
ドアが大きく開きました

表面上は何もないように
一歩一歩進んでいきました

生徒を着席させ
卒業式がスタートしました

そして
シンとした中で
生徒の呼名が始まります

マイクに近づき
呼名簿を開き
一呼吸して

一人目の生徒の名前を呼びました


その返事は予想をしていないものでした

その4へ続く
18
今日も読んでいただきありがとうございます
昔のこと 最近よく思い出します
 

反響 その2

反響 その2

叫び声からスタートした
このクラス

いろんな事がありました
学校でもよく集まったな…
いや担任に向けて集めただろう…
と様々な憶測が飛び交う中
私は猛獣使いと呼ばれながらも
何とか日々を過ごしていました

いろんな事がありました
もちろん
書けないことだらけです


その記憶を一瞬で塗り替えたのが
「はい」という返事でした

卒業式では
担任による呼名があります
学校としても晴れの舞台
生徒の返事の大きさで
よくできた
できなかったが評価されます

もちろん指導しました

それはそれは
叱咤(激励)したつもりでした

卒業式予行

予想通り声は出ません
暗い気持ちで教室に帰りました

そりゃそうです

進路指導という名のもと
感情をぶつけてしまっていました

生徒が反抗すれば
相手の要求を考えず
数字を持ち出して理論的に攻め
自分が言いたいことをぶつけて
生徒を追い込んでいました

それは指導と呼べるものではありません

40名の生徒がいたとして
39名の生徒が不満を持っていたとしても
たった1名の成功事例で満足していました

思いつきの感情をぶつけ合う状態では
感情的なしこりが残ったままで
うまくいきません

いろんなしこりが残ったまま
卒業式当日を迎えました

その3へ
38
今日も読んでいただきありがとうございます
振り返っても
成長していない私がいることが分かって 
つらい日々です 

反響…

思わぬ反響に驚いています…

FBではコメントをいただき
とてもうれしく思っています
いろんな人に支えられているなと実感した瞬間でした

その中でも
教え子がコメントしてくれました

その子は 
松江北高校ではじめて
3年生のクラスをもったときの生徒でした 

県下No1の進学校の
3年生クラス!
とても私はワクワクしていました

受け持ったクラスは
通称「猛獣クラス」
個性的を通り越して
個性しかないクラスでした

当時の担任発表は
担任がクラスに行くことで発表されていました

生徒もドキドキです
誰が担任になるだろう
期待と不安が入り交じっています

クラスによっては歓声があがり
拍手喝采のクラスもあります

さて私が教室のドアを開けた瞬間
悲鳴が聞こえました…
続いて「なんで~!」と
涙する生徒も…

生徒の予想を裏切ることは
担任を言い渡された段階で理解していました
クラス名簿をいただいた段階で
それなりの覚悟をしていました

でも目の前の状況は
現実を受けとめきれない生徒で
ごった返していました

そのクラスの生徒から
FBでメッセージがあったのです

その2へ
01

今日も読んでいただきありがとうございます
もう12年も経つのですね…



 
プロフィール

1972年 島根県 益田市生まれ
高校時代はテニスに没頭。仙台インターハイに出場。大学時代はテニスに没頭。主将としてリーグ戦を勝ち抜く。大学を卒業後、公立学校採用試験に合格せず4年間講師で県内をさまよう。その後、正式採用となり12年間島根県内の普通高校を渡り歩く。H23年4月、「プロの生き方」にあこがれて公立学校教諭を辞職。フリーの国語教師として再出発。志桜塾代表。趣味はテニス。上級指導員の資格をもつ。テニスから学んだ「機能分析」の考え方をもとに新しい国語の指導を模索している。

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